新型コロナ終息前の決算発表 業績「悪化」よりも「未定」に厳しい評価

2020年05月18日

(井出 真吾) 株式

■要旨

上場企業の決算発表がピークを越えた。新型コロナウイルスが世界経済を揺さぶる中、今年度の業績予想を公表できない企業が急増するという異例の事態となっている。株価にはどう影響するのか、そして投資家は何を重視しているのだろうか。

◆ポイント

1. 7割の企業が業績予想を「未定」と発表
2. 業績予想「未定」の企業は、「減益予想」を公表した企業より厳しい評価
3. 「減益予想」にもかかわらず、株価が10%以上上昇した企業も

金融研究部   主席研究員 チーフ株式ストラテジスト

井出 真吾(いで しんご)

研究領域:医療・介護・ヘルスケア

研究・専門分野
株式市場・株式投資・マクロ経済・資産形成

経歴

【職歴】
 1993年 日本生命保険相互会社入社
 1999年 (株)ニッセイ基礎研究所へ
 2023年より現職

【加入団体等】
 ・日本ファイナンス学会理事
 ・日本証券アナリスト協会認定アナリスト

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