日本海溝・千島海溝における地震・津波想定の公表~災害・防災、ときどき保険(11)

2020年05月12日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

中央防災会議内の作業部会において、日本海溝・千島海溝沿いにおける最大クラスの地震・津波の想定が公表された。報告書では、各地での震度想定や津波の高さが示されたが、今後それらが精査されるとともに、あらたに設置されるワーキンググループにおいて、それに対応する防災計画などが検討される予定である。

■目次

1―はじめに~地域別の地震・津波への対応
2―日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震についての報告
  1|想定される最大規模の地震・津波の想定方法~予知ではなく津波の痕跡から
  2|津波発生の蓋然性~状況は切迫
  3|地震・津波の規模
3―新たなワーキンググループの設置
4―おわりに~今後の検討スケジュール

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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