苦戦する国内高配当株投信~なぜリーマン・ショック時の再現にならなかったか~

2020年03月19日

(前山 裕亮) 株式

■要旨
  • 国内高配当株投信のパフォーマンスは、リーマン・ショック時に好調であったが、業種の影響などにより足元では厳しい状況となっている。
     
  • 高配当株の属性がリーマン・ショック時と比べて変化した可能性があるため、今後も厳しい状況が続くかもしれない。

■目次

1――リーマン・ショック時の再現ならず
2――業種の偏りがマイナスに寄与
3――高配当株の属性が変わった可能性

金融研究部   主任研究員

前山 裕亮(まえやま ゆうすけ)

研究領域:医療・介護・ヘルスケア

研究・専門分野
株式市場・投資信託・資産運用全般

経歴

【職歴】
2008年 大和総研入社
2009年 大和証券キャピタル・マーケッツ(現大和証券)
2012年 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
2014年 ニッセイ基礎研究所 金融研究部
2022年7月より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会検定会員
 ・投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」 客員研究員(2020・2021年度)

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