なぜPERの逆効果が続いているのか~背景に自己資本比率が関係している可能性~

2020年02月27日

(前山 裕亮) 株式

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■要旨
  • 日本の株式市場で単純にPERを用いた銘柄選択がうまくいかなくなってきている。
     
  • 足元、高自己資本比率銘柄が選好される傾向がみられるが、低PER銘柄は低自己資本比率の銘柄が多いことが影響していると思われる。
     
  • PERと自己資本比率の関係だけでなく、PER自体の有効性が乏しいことも考えられるだろう。

■目次

1――PERによる銘柄選択が逆効果に
2――背景には自己資本比率が
3――PER自体の有効性も乏しい

金融研究部   主任研究員

前山 裕亮(まえやま ゆうすけ)

研究領域:医療・介護・ヘルスケア

研究・専門分野
株式市場・投資信託・資産運用全般

経歴

【職歴】
2008年 大和総研入社
2009年 大和証券キャピタル・マーケッツ(現大和証券)
2012年 イボットソン・アソシエイツ・ジャパン
2014年 ニッセイ基礎研究所 金融研究部
2022年7月より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会検定会員
 ・投資信託協会「すべての人に世界の成長を届ける研究会」 客員研究員(2020・2021年度)

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