インドにおいては、2014年9月末で、53の保険会社が登録されている。このうち、24社が生命保険
会社であり、28社が損害保険会社である。これらに加えて、唯一の国営再保険会社4として、GIC(General Insurance Corporation of India)が存在している。
さらに、53の会社のうち、8社が公共会社であり、再保険会社のGICに加えて、生命保険はLIC(Life Insurance Corporation of India)の1社、損害保険では、ECGC5とAIC6という2つの特殊保険会社に加えて、他に4社の国営保険会社が存在している。これら以外の残りの45社が民間保険会社となっている。
なお、医療保険専門会社が5社存在し、医療保険、傷害保険及び旅行保険を提供している。
1 以下のインドの生命保険市場に関するデータは、特に断りがない限り、保険監督当局であるIRDAI(Insurance Regulatory and Development Authority of India)の「ANNUAL REPORT 2013-14」等による。 2 IMF(国際通貨基金)の「World Economic Outlook Database Oct 2015」に基づいている。 3 スイス再保険会社sigma No4/2015「World insurance in 2014:back to life」「2014年の世界の保険:活気を取り戻す」 4 2015年3月に保険法が改正され、外国再保険会社が支店を開設することが認められることになった。なお、再保険サービスは国際的な再保険会社によって提供されている。 5 ECGC(Export Credit Guarantee Corporation)は、輸出信用保険を引き受けている会社 6 AIC(Agriculture Insurance Company of India)は、農業保険を引き受けている会社