生物多様性を検討する諸団体-そのうちいくつかを紹介

2023年10月27日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

生物多様性の保全というテーマの中で、現在数多くの組織が作られ活動している。それぞれ立場や検討内容に相違があるようだが、初学者にはわかりにくい。内容をみていく前に、どんな検討組織があって、おおよそ何をしているのか概要をみておきたい。なお、ここにあげたものがすべてではない。

■目次

1――誰が何のために提言しているのか
2――主な検討組織
  1|TNFD(財務情報開示タスクフォース)
  2|SBTN(科学に基づく目標設定ネットワーク)
  3|PBAF(金融向け生物多様性パートナーシップ)
  4|NGFS(気候変動等に係る金融当局ネットワーク)
  5|INSPIRE(持続可能な金融政策の洞察、研究、意見交換のための国際ネットワーク)
  6|ENCORE(自然関連の機会・リスク・エクスポージャーの探求)
3――おわりに

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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