商業施設売上高の長期予測

2023年07月21日

(佐久間 誠) 不動産市場・不動産市況

■目次

1――商業施設はコロナ禍の不確実性に加え、少子高齢化とEC市場拡大が逆風に
2――少子高齢化の商業施設売上高への影響
  1|将来の人口・世帯数の推移
  2|単身世帯増加による物販・外食・サービス支出への影響
  3|高齢化による物販・外食・サービス支出への影響
3――コロナ禍における消費構造の変化: コト消費からモノ消費へのシフトが進む
  1|品目別にみた消費支出額:一部のモノ消費では反動減
  2|年齢別にみた消費支出額:コト消費への回帰の動きも
4――コロナ禍における消費チャネルの変化: ECシフトの加速
  1|品目別にみたECシフト:目立つ食料品のEC拡大
  2|年齢別にみたECシフト:高年層のEC普及が進む
5――商業施設の売上環境のシミュレーション手法とシナリオ設定
  1|シミュレーション手法
  2|コロナ禍による消費行動の変容に関するシナリオ設定
6――2040年までの商業施設の売上環境のシミュレーション結果
  1|物販・外食・サービス支出の見通し
  2|商業施設売上高の見通し
  3|可処分所得が増加した場合の商業施設売上高の見通し
7――長期的な下押し圧力のなか、運営力強化と投資対象の選別が求められる


※ 本稿は2022年4月4日・22日に発行した「基礎研レポート」を加筆・修正したものである。

金融研究部   主任研究員

佐久間 誠(さくま まこと)

研究領域:不動産

研究・専門分野
不動産市場、金融市場、不動産テック

経歴

【職歴】  2006年4月 住友信託銀行(現 三井住友信託銀行)  2013年10月 国際石油開発帝石(現 INPEX)  2015年9月 ニッセイ基礎研究所  2019年1月 ラサール不動産投資顧問  2020年5月 ニッセイ基礎研究所  2022年7月より現職 【加入団体等】  ・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター  ・日本証券アナリスト協会検定会員

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