共済事業・少額短期保険の現状(2021年度まで)-収支・資産状況を中心として

2023年03月17日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

保険会社以外で各種保障事業を行なっている共済と少額短期保険の収支・資産状況をみる。全般的には、生命保険会社に比べて安全性を重視した資産構成で、収支状況も安定している。しかし、保険会社同様の高度なリスク管理が要求されれば、今後コストが増大する可能性もある。

■目次

1――はじめに
2――保険と共済、少額短期保険の相違点などを復習する
3――共済事業編
  1|どんな実施団体があるか
  2|どんな共済種類があるか
  3|共済事業の概況
4――少額短期保険業編
5――おわりに

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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