中村 亮一()
研究領域:保険
研究・専門分野
7―新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大による影響
COVID-19は、2020年3月11日にWHO(世界保健機関)によって宣言された進行中の世界的なパンデミックである。インドを含む世界中に広がり、世界やインドの経済環境に大きな影響を与えている。パンデミックの発生以来、LICは、COVID 19パンデミックに起因する請求を含む死亡請求の増加を経験している。したがって、COVID 19パンデミックによる追加的な死亡負荷と、それが契約負債とソルベンシーに与える影響は、注意深く監視され、準備金として考慮される。パブリックドメインで入手可能な情報は、COVID 19のために予想される将来の死亡率の経験に長期的な変更が必要であることを決定的に示唆しているわけではない。しかし、長期的な死亡率の仮定を変更する必要がなく、別の準備金をCOVID-19準備金として維持することが賢明であると考えられる。インドの人口に関するインド政府の統計資料から入手可能な国の統計を考慮し、LICのデータと経験を適切に調整して適用し、慎重さのためのマージンを加えた後、COVID 19関連の死亡に対する別の準備金が推定され、個人保険と団体保険の両方の契約に対して、準備される。
このCOVID 19準備金は、契約債務を決定し、準備する際に毎年提供される長期死亡率引当金に追加される。
8―まとめ