山下 大輔()
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研究・専門分野
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<企業動向関連の景況感悪化に関する回答者の主なコメント>
・通信・IT業界において、コロナ禍の影響による景況感悪化は軽微であったが、半導体のひっ迫に伴って納期遅れが生じており、業績への影響が拡大している。景況感はやや悪くなっている(北海道・非製造業)
・物価が上がっているにもかかわらず、価格を据え置いて対応しても、前年売上のクリアが難しい。経費の増加分を吸収できていない(北関東・食料品製造業)
・取引先に対して値上げの交渉を行っているが、理解を得ることができ、まずは順調に進んでいる。極端な円安やウクライナ危機、気候要因による不作といった要因により、足元で物価は軒並み上がっている。長らく賃金が上がっていないところに、久しぶりの物価上昇となったことで、景気は良くない(近畿・窯業・土石製品製造業)
<サービスの好調さに言及した回答者の主なコメント>
・今月はプロスポーツの試合やイベント、コンサートが開催されており、そこに集まる県内外からの客が大勢いる。また、観光地にも多くの流入が認められる(東北・タクシー運転手)
・県民割を利用する宿泊客が増加している。また、コロナ禍で自粛していた年配者の昼間の宴会の件数が増加してきている(中国・観光型ホテル)
<住宅の景況感悪化に言及した回答者の主なコメント>
・新型コロナウイルス感染症から続いて、ロシアのウクライナ侵攻の影響で材料費が高騰しているために、設計費が上がってしまい、なかなか前に進まないというのが現状である。1つの仕事が2年間くらい掛かるので、非常に厳しい(南関東・設計事務所)
・不動産価格の高騰は続いており、検討客の動きは鈍くなっている。また、住宅の建設現場での労働力不足や資材の調達不足により、施工遅れの問題も顕在化している(近畿・その他住宅)
<回答者の主なコメント>
・物価高が非常に厳しく、必要最低限の日用品しか売れなくなりそうである。必要性の低い商品は、全く売れない状況が続きそうである(東海・商店街)
・2~3か月先の8~9月は、新型コロナウイルスの感染状況が収まり、全国旅行支援が始まれば、これまで2年半以上新型コロナウイルス感染症の影響で外出していなかった反動で、客が出掛けるという希望もある。需要喚起策もあって外出需要は底固く、良くなると考える。もっとも、新型コロナウイルスの感染状況がこのままか、それほど増えないことを前提にしているため、予測し切れない余地もある。(東海・観光型ホテル)
・まん延防止等重点措置が解除され、人が街に戻ってきているが、新型コロナウイルスの新規感染者数が増えてきたことが気掛かりである。また、円安の影響で消費者物価もかなり上がっている。(近畿・不動産業)
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