高齢者の就業(中国)【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(50)

2021年12月21日

(片山 ゆき) 中国・アジア保険事情

■要旨

中国では高齢化が進展する中で、長期化する老後の生活―長生きリスクにどう備えるかが大きな課題となりつつある。定年退職年齢の引き上げが難航し、高齢者の就業意欲向上、雇用の機会や場所の創出が進まないまま、総人口の減少時代を迎えようとしている。

■目次

1――高齢者に‘やさしい’社会づくり
2――高齢化の進展、長生きリスクの浮上
3――中国における高齢者(60歳以上)のうち、男性の就業率は16.5%、女性は10.4%
  (2015年)。
4――難航する法定退職年齢の引き上げ

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき(かたやま ゆき)

研究領域:保険

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴

【職歴】
 2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
 (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
 ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
 (2019年度・2020年度・2023年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
 ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
 日本保険学会、社会政策学会、他
 博士(学術)

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