北米・英国の子どもの誕生日パーティー事情-お子さんの誕生日会はいくらかかりましたか?-

2021年11月25日

(廣瀨 涼) 消費者行動

■要旨

先日誕生日を迎え、また一つ歳をとった。永遠に若くいられないこと自体は残念ではあるが、誕生日という特別な日は何歳になってもうれしいモノである。筆者自身、海外留学経験や、北米への強い憧れから海外かぶれなこともあり、誕生日というと、アメリカの子どもたちの盛大な誕生日文化を想起する。読者の中にも、海外ドラマや洋画で、子どもたちの誕生日をゲームセンターやレストランを貸し切ったり、ピエロやエンターテイナーを呼んで盛り上げたりといったシーンを見たことがある人がいるのではないだろうか。あれは決して画面の中の誇張された出来事ではなく、実際に特に北米において、子どもの誕生日は重大なイベントとして位置づけられており、盛大に祝われているのである。本レポートでは米国と英国で実際にかかっている子どもの誕生日会の費用を検証した。また、なぜ豪華な誕生日会が開かれているのか子どもの視点、親の視点からその理由を考察した。

■目次

1――洋画でよく見る光景
2――子どもの1回の誕生日パーティーにかかる費用はいくらなのか
3――日本の誕生日会は?
4――なぜ子どもは豪華な誕生日パーティーを開きたいのか
5――なぜ親は豪華な誕生日パーティーを開きたいのか

生活研究部   研究員

廣瀨 涼(ひろせ りょう)

研究領域:暮らし

研究・専門分野
消費文化、マーケティング、ブランド論、サブカルチャー、テーマパーク、ノスタルジア

経歴

【経歴】
2019年 大学院博士課程を経て、
     ニッセイ基礎研究所入社

・令和6年度 東京都生活文化スポーツ局都民安全推進部若年支援課広報関連審査委員

【加入団体等】
・経済社会学会
・コンテンツ文化史学会
・余暇ツーリズム学会
・コンテンツ教育学会
・総合観光学会

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