EUソルベンシーIIにおけるLTG措置等の適用状況とその影響(3)-EIOPAの2019年報告書の概要報告-

2020年02月03日

(中村 亮一) 保険計理

■要旨

前回のレポートでは、EIOPA(欧州保険年金監督局)が2019年12月17日に公表した「長期保証措置と株式リスク措置に関する報告書2019(Report on long-term guarantees measures and measures on equity risk 2019)」 の第3のセクションから、UFR(Ultimate Forward Rate:終局フォワードレート)及びMA(マッチング調整)について、その国別の適用状況やSCR(Solvency Capital Requirement:ソルベンシー資本要件)比率への影響等を報告した。

今回のレポートでは、EIOPAの報告書の第3のセクションから、VA(ボラティリティ調整)について、その国別の適用状況やSCR比率への影響等を報告する。

■目次

1―はじめに
2―措置毎の国別の適用状況(適用会社及びSCR比率への影響等)-VA-
  1|適用会社
  2|SCR比率への影響
  3|技術的準備金への影響
  4|VAの水準
  5|内部モデルにおけるVAの取扱
  6|VA適用会社の資産ポートフォリオ
  7|VA適用会社の営業保険料シェア
3―まとめ
レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)