金融セクターにおけるリスクと脆弱性(欧州 2025春)-ESAの合同報告書より。地政学的リスクとサイバーリスクに重点。

2025年04月18日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

2025年3月31日、欧州の銀行、保険・企業年金、証券の3つの監督当局(ESA)が合同で、EU金融システムのリスクと脆弱性に関する2025年春の最新情報を発表した。今回は、地政学的リスクに連動した金融安定性リスクの高まりと、サイバーリスクの高まりに焦点をあてている。

■目次

1――はじめに
2――報告書の内容
  1|地政学的リスクが金融セクターに及ぼす影響
  2|地政学から見たAIとサイバーリスクへの注目点
  3|政策上の提言
3――今後の動きについて

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート