保険研究部 上席研究員 兼 気候変動リサーチセンター 気候変動調査部長
有村 寛(ありむら ひろし)
研究領域:保険
研究・専門分野
保険商品・制度
2024年11月08日
(1)(2019年における日本の死亡保障不足は)「必要保障額の61%に達し、アジアの先進市場の中で最も深刻」である。
(2) 日本の世帯の68%は依然として過少保険の状態となっている。日本では、生命保険が利用できる最も重要なセーフティネットとなっており、過少保険は危機的な状況にある。
(3) 他のアジア諸国では、コストが高いという印象が生命保険の購入を妨げる最も大きな要因となっているが、日本ではすべての年齢層(特に20~29歳の比較的若い消費者)で、生命保険商品の複雑さ (54%)が価格(46%)よりも大きな障壁となっている。
(4) 日本の死亡保障不足の主な要因は、死亡リスクの過小評価や、生命保険に対する誤った認識である。
保険研究部 上席研究員 兼 気候変動リサーチセンター 気候変動調査部長
研究領域:保険
研究・専門分野
保険商品・制度
【職歴】
1989年 日本生命入社
1990年 ニッセイ基礎研究所 総合研究部
1995年以降、日本生命にて商品開発部、法人営業企画部(商品開発担当)、米国日本生命(出向)、企業保険数理室、ジャパン・アフィニティ・マーケティング(出向)、企業年金G等を経て、2021年 ニッセイ基礎研究所へ、2023年7月より現職