日本の「GDP順位下落」は何がマズイのか?

2024年05月31日

(上野 剛志) 金融市場・外国為替(通貨・相場)

■要旨

今年に入り、世界における日本のGDP(国内総生産・経済規模)の順位下落に関する二つのニュースが大きく取り上げられた。

一つは実績としての「日独の逆転」、そしてもう一つは近い将来における「日印の逆転」だ。

日本の「GDP順位下落」の進行は一体何がマズイのか?その問題点について整理する。

■目次

1――日本のGDPは来年世界5位に転落する見込み
2――GDP順位下落の問題点
  1|GDP順位下落が示す事象
  2|GDP順位下落がもたらす外交力の低下
  3|GDP順位下落がもたらす安全保障上のリスク

経済研究部   主席エコノミスト

上野 剛志(うえの つよし)

研究領域:金融・為替

研究・専門分野
金融・為替、日本経済

経歴

・ 1998年 日本生命保険相互会社入社
・ 2007年 日本経済研究センター派遣
・ 2008年 米シンクタンクThe Conference Board派遣
・ 2009年 ニッセイ基礎研究所

・ 順天堂大学・国際教養学部非常勤講師を兼務(2015~16年度)

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート