中国版iDeCo、先行導入1年の成果と課題【アジア・新興国】中国保険市場の最新動向(61)

2024年02月20日

(片山 ゆき) 中国・アジア保険事情

■要旨

中国で個人養老金制度が導入されて1年が経過した。運用口座の開設が急増としつつも、肝心の掛金の拠出や運用は伸び悩んでいるようである。浮上する課題や議論の焦点は何か、解説する。

■目次

1――中国版iDeCo、先行導入1年の成果は?
2――運用口座の開設は急増も、肝心の掛金の拠出や運用は伸び悩みの模様。
3――先行導入1年、浮かび上がる課題や議論の焦点は?

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき(かたやま ゆき)

研究領域:保険

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴

【職歴】
 2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
 (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
 ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
 (2019年度・2020年度・2023年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
 ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
 日本保険学会、社会政策学会、他
 博士(学術)

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