AM Best社が公表している認容資産ランキングによれば、2022年には、トップ25のうち、John Hancock Life insurance Group(親会社はカナダ(のManulife Financial Life Group)、以後同様)が第10位、Aegon USA Group(オランダ)が第15位、Athene US Life Group(バミューダ)3が第16位、Great-West Life Group(カナダ)が第18位、Allianz Life Group(ドイツ)が第19位、Protective Life Group(日本)が第25位となっており、6社がランクインしている。
一方で、10年前の2012年においては、トップ25のうち、Manulife Financial Life Group(カナダ)が第3位、ING USA Life Group(オランダ)が第10位、Aegon USA Group(オランダ)が第11位、Axa Financial Groupが第13位、Jackson National Group(英国)が第14位、Allianz Life Group(ドイツ)が第20位、Sun Life Financial Group(カナダ)が第23位となっており、7社がランクインしていた。
このように、外資系生命保険会社のランキングは、過去10年間をみても、大きく変動している。2012年にはトップ25の圏外であったAthene US Life Group(バミューダ)、Great-West Life Group(カナダ)、Protective Life Group(日本)の3社が新たにランクインしている一方で、ING USA Life Group(オランダ)(→2013年にVoya Financial Groupにリブランディングし、その後2018年に年金事業の大部分を新しく設立した独立会社 Venerable Holdings, Inc. に売却)、Sun Life Financial Group(カナダ)がランキング外となっている。また、AXAはEquitableを売却し、米国の生命保険事業から撤退している(なお、Equitable Life Groupは、2022年のランキングで第11位となっている)。Jackson National Groupについては、以前は英国Prudentialの子会社であったが、2021年9月の会社分割及びその後のJackson Nationalによる株式買取等により、2022年末現在のPrudentialの持分は9.2%となっており、現在は米国の会社となっている。