中村 亮一()
研究領域:保険
研究・専門分野
2―保険諮問委員会の再構築
3―再保険規制の改正
4-Bima Manthan
このフォーラムは、保険業界との継続的な交流と対話の礎となっている。深い議論、審議、洞察は、「2047年までに全ての人に保険を」の達成を目指して、インドにおける保険の成長と発展を推進するための共同の貢献を強調している。
会議では、保険セクターで普及している成長機会とそのような機会を活用するための戦略を目的とした活発な議論とプレゼンテーションが行われた。また、保険セクターにおけるエマージングリスクから革新的な商品開発、プロテクションギャップを埋めるための戦略、チャネルアプローチの刷新、保険へのアクセス拡大における技術の役割の強化に至るまで、幅広いトピックについて熱心な議論が行われた。参加者は深い議論を行い、ラストワンマイルに到達するための実用的な解決策を特定することを目的とした示唆に富んだプレゼンテーションを披露した。
さらに、保険業界の進歩と国家保険計画(SIP)を加速するための戦略も詳細に議論された。SIPは、国のいたるところで保険へのアクセスを拡大する目的で、州/UTが保険会社に割り当てられているラストワンマイルに到達するための主要なイネーブラー(他人の行動に力を貸すもの)となる。
リスクベース資本フレームワーク(RBC)、リスクベース監督フレームワーク(RBSF)及び国際財務報告基準(IFRS)の実施に向けた進展も議論された。RBCの下での最初の定量的影響度調査(QIS-1)が既に展開されており、RBSFの下での最初のパイロット演習も開始されていることが強調された。基準の通知後に実施されるIFRS採用のために概説されたグライドパス(運用方針を一定のルールにもとづき見直していくような戦略)も保険会社に説明された。業界は、将来の準備の整った原則ベースのアーキテクチャに移行するための強い熱意とコミットメントを示した。
また、保険の利用可能性、アクセシビリティ、手頃な価格の確保にも重点が置かれた。これに関連して、保険会社の地理的存在感を高め、アクセシビリティを向上させるためのチャネル戦略を強化するというダイナミックな要件と重要性に対応するために必要な様々なタイプの商品を理解し、全ての人のための保険の使命に向けて詳細な検討が行われた。
また、インド準備銀行(RBI)に登録されている自主規制機関であるマイクロ金融機関ネットワーク (MFIN)とSa-Dhan8のCEOは、金融包摂、マイクロ保険に関する視点を提供する保険業界と交流し、マイクロ金融機関(MFIs)、ノンバンク金融会社(NBFCs)、小規模金融銀行(SFBs)な どの幅広いネットワークと保険業界の間で共有できる相乗効果に焦点を当てた。彼らはまた、彼らが対象とする市場と、保険会社がそれを利用して国内の保険普及率を高める方法に光を当てた。
会議では、保険業界の基準を向上させ、イノベーションを促進し、保険がリスク軽減と金融安全保障のための重要なツールであり続けることを確保するための保険・再保険セクターの共同のコミットメントが再確認された。
5―サイバーセキュリティの学際常任委員会の設立
6―Bima Vahak ガイドラインの公表