金融分野におけるグリーンウォッシングの規制にむけて(欧州)-EIOPAの進捗報告書の紹介

2023年06月26日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

「グリーンウォッシング」とは、「いかにも環境に配慮しているように見せかけただけの商品や企業」といった概念である。欧州保険・企業年金監督機構(EIOPA)は、このグリーンウォッシングをどう規制するかについて、欧州委員会から諮問を受けているところだが、2023年6月1日、検討段階の進捗報告書を公表した。以下その内容を紹介する。最終報告書は2024年5月に公表の予定である。

■目次

1――グリーンウォッシング規制の進捗報告書の公表
2――報告書の内容
  1|背景
  2|保険・年金分野におけるグリーンウォッシングの特徴
  3|保険・年金分野におけるグリーンウォッシングの例あるいはおそれ
3――今後のスケジュール等

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)