PISAプログラムでは、15歳を対象に、国際的な学力調査を3年おきに実施している。読解力、数学リテラシー、科学リテラシーの3分野の調査が中心だが、2012年からは読解力などの主要な調査に加え、金融リテラシー評価も実施してきた。直近、2018年に行われたPISAプログラム(以下、PISA2018)では、金融リテラシー評価を受験した学生は、20ヵ国・地域
1の約117,000人だった。試験は、金融リテラシーに関する問題43問を1時間、学生自身に関するアンケート96項目を35分で構成された。残念ながら日本は金融リテラシー評価に参加していない。
1 OECD参加国およびパートナーの中から20ヵ国・地域(エストニア,フィンランド,カナダ,ポーランド,オーストラリア,アメリカ,ポルトガル,ラトビア,リトアニア,ロシア,スペイン,スロバキア,イタリア,チリ,セルビア,ブルガリア,ブラジル,ペルー,ジョージア,インドネシア)