日本でよくみられる症状と病気-自覚症状がなければ、まず様子をみる?

2019年09月10日

(篠原 拓也) 保険計理

■要旨

日本の人は、どんな症状に悩まされやすいのか。どんな病気にかかりやすいのか。そして、自覚症状がある場合などには、すぐに病院で受診しているのか。これらは、受療の一断面を映し出すものだ。

本稿では、日本でよくみられる症状と病気、受診までの時間などをみていくこととしたい。

■目次

1――はじめに
2――有訴者率と通院者率の推移
  1|有訴者率は高齢層を中心に低下傾向
  2|通院者率は、緩やかな上昇傾向にある
3――主な症状と疾病
  1|男性は腰痛、女性は肩こりが主な症状
  2|男女とも高齢層の主な疾病は高血圧症
4――受診までの時間
  1|自覚症状がない場合、6日以内での受診は約20%
  2|受診までに時間を要した理由のトップは、まず様子見
  3|悪性新生物、心疾患、脳血管疾患でも、まず様子見
5――おわりに (私見)
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