生産緑地を借りるのは誰?-都市農地の貸借円滑化法施行の効果と課題(その2)

2019年02月27日

(塩澤 誠一郎) 土地・住宅

■要旨

前回のレポート、その1では、生産緑地法の主たる従事者要件と都市農地貸借法の認定要件を解説した。その2では、都市農地貸借法に基づき生産緑地を借りる事業主体を想定した上で、貸借が進むことの効果とまちづくり上の課題について考察する。

■目次

1――はじめに
2――貸借によって近づく農と都市住民
  1|貸借による事業者の想定
  2|農に携わる人の多様化とその効果
3――農のあるまちづくりを推進する上での課題
  1|地域の農業者と住民が一緒に考える場の設置
  2|基準の柔軟な運用と市区町村独自の取り組み
  3|関連行政計画の策定・見直し
4――おわりに

社会研究部   都市政策調査室長・ジェロントロジー推進室兼任

塩澤 誠一郎(しおざわ せいいちろう)

研究領域:不動産

研究・専門分野
都市・地域計画、土地・住宅政策、文化施設開発

経歴

【職歴】
 1994年 (株)住宅・都市問題研究所入社
 2004年 ニッセイ基礎研究所
 2020年より現職
 ・技術士(建設部門、都市及び地方計画)

【加入団体等】
 ・我孫子市都市計画審議会委員
 ・日本建築学会
 ・日本都市計画学会

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