リーマンショックから10年、日本のベンチャー環境を振り返る

2018年11月15日

(中村 洋介)

■要旨
 
  • 日本のベンチャーの事業環境は、リーマンショック後しばらく低迷が続いたが、アベノミクスで息を吹き返し、足もとは盛り上がりを見せている。
     
  • 現在、ベンチャー・エコシステムを育て、根付かせる絶好のチャンスを迎えている。今日の盛り上がりを、一過性のブームで終わらせてはならない。
     
  • 起業やベンチャーへの就職に挑戦する文化の醸成、ベンチャーキャピタリストやベンチャー支援・協業を行う人材の育成、官民の持続性・継続性ある取り組みに期待したい。

■目次

1――はじめに
2――この10年で劇的に改善したベンチャー市場
  1|リーマンショックの衝撃、一方で変化の兆しも(2008年~2012年)
  2|アベノミクスの追い風、ベンチャー企業をめぐる環境が大きく改善(2013年~2018年)
3――一過性の「ブーム」で終わらせてはならない
  1|日本のベンチャーの課題
  2|世界は先を行く
  3|更なる発展に向けて
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