米中デジタル戦争と日本のSociety5.0

2018年08月21日

(矢嶋 康次)

(中村 洋介)

■要旨

米中がデジタル覇権を争い激しく火花を散らしているが、日本が漁夫の利を得るチャンスが訪れたわけではない。むしろ、両国を中心に世界的な陣取り合戦が繰り広げられ、その巨大IT、ハイテク企業に世界を席巻されかねない。

陣取り合戦は日本国内でも行われ始めている。日本のSociety5.0でどう巻き返しを図っていくのか、日本の力が問われている。

■目次

1――米中の「デジタル覇権争い」はガチンコ、長期化の様相
2――日本、Society5.0は埋没の危機
3――取組みを加速させる仕組みや、更なる危機感の醸成が必要
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