消防団など-災害・防災、ときどき保険(7)

2018年04月18日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

わが国の消防体制を見る。消防には常備消防としての消防署などと、非常備消防としての消防団がある。消防庁など国の行政組織もあるが、実地の消防は市町村が責任をもって行う。とはいえ現在は複数の市町村がまとまるなどして効率的な活動をめざしている。消防団は、火災だけでなく災害時にも活躍する重要な組織だが、戦後サラリーマンがその中心になると、団員数は減少傾向である。しかし「消防団協力事業所制度」など、職場の協力により地域消防体制の充実を図る制度もある。

■目次

1――はじめに ~消防団とは?
2――わが国における消防等の態勢
  1|常備消防~消防本部と消防署
  2|非常備消防~消防団
  3|消防団の活動内容と現状
3――おわりに

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート