医療保険制度には全ての国民が加入しなければならないの?

2018年03月01日

(中村 亮一) 保険計理

■要旨

日本は「国民皆保険」制度を導入している国です。国民は基本的に必ずいずれかの公的な医療保険制度に加入することを義務付けられています。これにより、我々が病気やケガ等で病院や診療所等の医療機関で治療を受けた場合に、通常は安い自己負担で必要な治療を受けることができることになっています。

このレターでは、なぜ加入義務が課されているのか、一般の国民はどの医療保険制度に加入することになるのか等について、その概要を説明しています。

■目次

1―医療保険制度とは
  1|医療保険制度とは
  2|医療保険制度は大きくは2本立てで構成されている
  3|医療保険制度は、民間医療保険とは異なる特徴を有している
2―医療保険制度への加入義務はどうなっているのか
  1|国民全員に対して加入義務がある
  2|それでは国民はどの医療保険制度に加入したらよいのか
  3|加入義務があるのは何故か
3―従業員やその家族はどの医療保険制度に加入することになるのか
  1|まずは勤めている企業等から判断される-健康保険の適用事業所か否か-
  2|パート等の短時間労働者等の取扱はどうなるのか
  3|臨時的な雇用関係者でも健康保険に加入するケースがある
  4|被保険者の被扶養者の取扱はどうなるのか
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