東京都心部Aクラスビルのオフィス市況見通し(2018年)-2018年~2024年のオフィス賃料・空室率

2018年02月08日

(佐久間 誠) 不動産市場・不動産市況

■要旨

東京都心部Aクラスビルの需給改善が続いている。空室率は、好調な企業収益を背景とした底堅いオフィス需要により低下し、2008年以来の低水準となった。しかし、賃料は高値圏で足踏みしており、2018年以降に予定される大規模ビルの大量供給への懸念は依然根強い。本稿では、東京都心部のAクラスビルのオフィス市況を概観した上で、2024年までの賃料と空室率の予測を行う。

■目次

1. はじめに
2. 東京都心部Aクラスビルの空室率・賃料の推移
3. 東京都心部Aクラスビルの賃貸可能面積・賃貸面積・空室面積
4. 今後のAクラスビル新規供給、都区部オフィスワーカー数の見通しと経済見通し
5. 東京都心部Aクラスビル市況見通し
6. おわりに

金融研究部   主任研究員

佐久間 誠(さくま まこと)

研究領域:不動産

研究・専門分野
不動産市場、金融市場、不動産テック

経歴

【職歴】  2006年4月 住友信託銀行(現 三井住友信託銀行)  2013年10月 国際石油開発帝石(現 INPEX)  2015年9月 ニッセイ基礎研究所  2019年1月 ラサール不動産投資顧問  2020年5月 ニッセイ基礎研究所  2022年7月より現職 【加入団体等】  ・一般社団法人不動産証券化協会認定マスター  ・日本証券アナリスト協会検定会員

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