年金改革ウォッチ 2018年2月号~ポイント解説:年金記録訂正の経緯・現状・課題

2018年02月06日

(中嶋 邦夫) 公的年金

■要旨

1 ―― 先月までの動き

先月の年金事業管理部会では、日本年金機構の平成30年度計画の案が説明されました。業務改善計画への集中取り組み期間(3年間)の最終年度となるため、再生プロジェクトの重要事項や今後取り組む課題について議論が行われました。最終的な計画は、次回の部会でとりまとめられる予定です。

2 ―― ポイント解説:年金記録訂正の経緯・現状・課題

12月の年金記録訂正分科会で、現在の年金記録の訂正状況が確認されました。本稿では、年金記録訂正の経緯や現状、課題を確認します。

 1|経緯:2015年度から平時の訂正に移行
 2|現状:ボーナスに関するものが中心に
 3|課題:原因を分析し、周知や防止に役立てる

保険研究部   上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任

中嶋 邦夫(なかしま くにお)

研究領域:年金

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動

経歴

【職歴】
 1995年 日本生命保険相互会社入社
 2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
 2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)

【社外委員等】
 ・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
 ・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
 ・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
 ・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)

【加入団体等】
 ・生活経済学会、日本財政学会、ほか
 ・博士(経済学)

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