マイナス金利政策による市場変化と成長-巨大な買い手の存在が金融市場の機能を低下させているか

2017年07月20日

(德島 勝幸) 公的年金

■目次

1――はじめに
2――フラットニングは解消されたものの、市場の歪みは残る
  1|現在の債券市場はバブルではない
  2|日銀のオペが市場を正常でなくしている
3――国債だけでなく一般債にも歪みが生じている
  1|国債対比スプレッドという考え方
  2|国債対比スプレッドの崩壊
4――それでも国債の保有を継続しなければならないか
  1|国債の消化限界
  2|外国人が日本国債を売る日
5――おわりに


※本稿は2017年3月22日「基礎研レポート」を加筆・修正したものである。

金融研究部   取締役 研究理事 兼 年金総合リサーチセンター長 兼 ESG推進室長

德島 勝幸(とくしま かつゆき)

研究領域:年金

研究・専門分野
債券・クレジット・ALM

経歴

【職歴】
 ・1986年 日本生命保険相互会社入社
 ・1991年 ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA
 ・2004年 ニッセイアセットマネジメント株式会社に出向
 ・2008年 ニッセイ基礎研究所へ
 ・2021年より現職

【加入団体等】
 ・日本証券アナリスト協会検定会員
 ・日本ファイナンス学会
 ・証券経済学会
 ・日本金融学会
 ・日本経営財務研究学会

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