米国では、人々はどのように生命保険に加入しているのか(2)~リムラ&ライフハプンズの保険バロメータースタディより-生命保険への加入目的(理由)

2016年11月08日

(松岡 博司)

■要旨

米国LIMRA&Life Happensの"2016 Insurance Barometer Study"のデータを用いて、「米国の人々がどのように生命保険に加入しているのか、あるいはしていないのか」を紹介するレポートの第二弾として、「米国の生命保険加入者が何を目的(理由)として生命保険に加入しているのか」を取り上げる。

「葬式代や終末期の支出をカバーするため」、「財産を移転するためまたは遺産を残すため」、「(働き手を失ったことにより)失われる収入の一部を代替するため」が、米国における生命保険加入の3大目的(理由)となっている。

このうち、「失われる収入の一部を代替するため」はわが国においても主たる生命保険加入目的(理由)であるが、他の2つの目的(理由)はわが国では主要な加入目的(理由)とは認識されておらず、日米生保市場の相違点となっている。

■目次

1――米国および日本における生命保険への加入目的(理由)
  1|米国における生命保険への加入目的(理由)
  2|日本における生命保険への加入目的(理由)
  3| 米国の結果と日本の結果の比較
2――米国の生保事業に特徴的な生命保険加入目的(理由)をもう少し見てみると
  1| 葬式代の準備があらゆる年代、年収階層でダントツの第1位目的(理由)である
  2|相続、事業承継関連の加入目的(理由)がもう一つの主要な加入理由
  3|「万が一の時の遺族補償」は、日米ともにおいて主要な生命保険への加入目的(理由)だが
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