3|診療報酬改定DX
原則として2年に1回実施される診療報酬改定時に、医療機関などやベンダーが、短期間で集中して個別にシステム改修やマスタメンテナンスなどの作業に対応することで、これまで、負担が生じていた。そこで、医療機関やベンダーの負担を軽減するために、診療報酬点数表におけるルールの明確化・簡素化を図るとともに、診療報酬の算定と患者の窓口負担金計算を行うための全国統一の共通の算定モジュールの開発を進めることとされている。2025年度にモデル事業を実施した上で、2026年度に提供することを目標としており、中小規模の病院などを含めて、利用する施設を拡大することを予定している。窓口負担金計算を行うことから、自治体・医療機関をつなぐ情報連携基盤(Public Medical Hub(PMH)))や、自治体ごとに実施している各種助成における資格確認にも利用できるものとし、最終的には、主に自治体が実施する母子保健、予防接種領域とも連携される。