年金基金の流動性リスクの監督についての動き(欧州)-EIOPAからの意見募集が始まる

2024年10月18日

(安井 義浩) 保険計理

■要旨

年金基金のリスク管理の中でも資金流動性の管理・監督について、2024年9月下旬に、EIOPA(欧州保険・企業年金監督機構)が、監督方針の案を表明し、同時に利害関係者に2024年12月を期限とした意見募集を行なっている。これらを踏まえて、2025年中にEIOPAの最終意見が公開される予定となっている。

■目次

1――はじめに
2――意見募集の対象となるEIOPA意見
  1|定義
  2|(年金基金の監督者の対応)年金基金の流動性リスク管理を将来に向けて監督すること
  3|(年金基金自身の対応)年金基金の流動性リスク管理とガバナンス
3――今後の動きについて

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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