次に、正規分布についてもう少し詳しく説明すると、同一投資対象の場合、各期間のリターンは同一の正規分布に従い、それぞれ独立である(独立同一分布、IID:Independent and identically distributed)と仮定されることが多い。独立性は各リターンがそれぞれ無関係で独立であることを意味し、同一分布性は同一投資対象のリターン(平均)とリスク(標準偏差)が同じ正規分布に従うので、日次、月次、年次を問わず、特性が一様なので、年換算後のリターンとリスクも同じになるということを意味している。