9 2021年まではACEERの名称によるセグメントだったが、ロシアからの事業撤退に伴い、名称をACEE]に変更している。
(3)地域別展開に関する方針及びトピック
Generaliは、2022年に入ってからこれまでに、以下の地域別事業展開の見直し等を公表してきている。
2022年1月27日に、インドの生命保険会社Future Generali India Insurance Company Limited(FGII) と 損害保険会社Future Generali India Life Insurance Company Limited(FGLI)の両方で、最初の国際的プレーヤーとして、インドの保険合弁事業の過半数株主になると発表した。その後3月30日に、関係者からの必要な全ての承認を受けた後、Industrial Investment Trust Limited(IITL)が保有するFGLIの全株式(約16%)の取得と、FGIIの追加株式の引受を完了し、インドの生命保険会社の過半数株主になると発表した。さらに2022年5月6日に、関連する規制当局及び競争当局から承認を受け、取引が完了し、FGIIの約74%の株式を保有している、と発表した。
2022年7月1日に、関連する規制当局及び競争当局からの必要な全ての承認を受けて、CRÉDIT AGRICOLE ASSURANCES からの LA MEDICALE の買収及びLA MEDICALE が販売及び管理する死亡保障ポートフォリオの Predica からの購入を完了した、と発表した。この買収は、独立した医療専門家の特定のネットワークを獲得することにより、代理店を通じての販売を強化し、専門家市場での地位を強化するという Generaliの戦略の一環である。
2022年8月30日に、マレーシアの AXA-Affin合弁会社の買収と MPI Generaliの100%の買収を完了した、と発表した。Generali は AXA Affin Life Insurance合弁会社の70%の株式(AXA から49%、Affinから21%)と AXA Affin General Insurance合弁会社の約53%の株式(AXA から49.99%、Affinから3%)を取得した。
グループはまた、MPI Generali Insurans Berhadの現在の49%の株式保有を、マレーシアの合弁会社パートナーである Multi-Purpose Capital Holdings Berhad (MPHB Capital) が保有する株式を取得することで100%に増やした。
Generaliは、MPI Generaliと AXA Affin Generali Insuranceの事業を統合する予定であり、完了時には統合後の会社の70%を保有し、Affin Bankが生命保険事業と損害保険事業の30%を保有することになる。
全ての事業体は、2023 年初頭に単一の統一ブランド「Generali Malaysia」が立ち上げられるまで、現在のブランドで引き続き運営される。
この買収により、Generali はマレーシア市場の大手保険会社の1つとして位置付けられ、同国の生命保険セグメントにアクセスできるようになる。Generaliはまた、Affin Bankとの間で、従来型の損害保険商品及び生命保険商品の販売に関する独占的なバンカシュアランス契約を締結した。
2022年11月7日に、ポルトガル法人であるTranquilidadeが、ポルトガルの郵便サービスグループである CTT Group と(CTT 郵便局ネットワーク及びその銀行である Banco CTT を通じて)確立された長期販売契約を締結したと発表した。なお、これに伴い、Generali が 2,500 万ユーロを投資して、Banco CTT の株主となる。