欧州大手保険グループの2022年上期末SCR比率の状況について(3)-ソルベンシーIIに基づく数値結果報告(資本取引等)-

2022年09月22日

(中村 亮一) 保険計理

■要旨

本年1月12日、米国最大生保であるメットライフが、米国内の個人向け生命保険・年金事業欧州大手保険グループの2022年上半期決算発表に伴い、ソルベンシーII制度に基づく各種数値等が開示されている。

このテーマに関する前々回のレポートでは、欧州大手保険グループのSCR比率の水準等について、全体的な状況を報告し、前回のレポートでは、各社のSCR比率の推移分析や感応度の推移について報告した。今回のレポートでは、ソルベンシー比率に影響を与える資本管理に関係する取引等のトピックについて報告する。

■目次

1―はじめに
2―各社の2022年における資本取引等
  1|AXA
  2|Allianz
  3|Generali
  4|Aviva
  5|Aegon
  6|Zurich
3―まとめ
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