コラム

2020年の暦など-祝日と太陽・月の様子

2019年12月20日

(安井 義浩) 保険計理

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2020年版の理科年表が手に入ったので、暦の部分だけでも見てみよう。2020年の祝日は以下の通りとなっている。連休が気になる読者諸兄はとっくにチェック済みのこととは思うが、念のため。
次に、二十四節気、雑節は以下の通り。実際には時刻まで決まっているが省略。
太陽と月の動きに関する情報。
夏至と冬至とでは日の出、日の入とも2時間以上違うことにあらためて驚きを覚える。(なるほど冬は、意外に早い時間でも、ゴルフのボールが見えなくなるわけだ。)

また、筆者は年末年始に岡山に帰省するが、岡山の日入は東京よりも30分程度遅い時間なので、夕方はいつまでも明るい印象である。こうした全国主要都市の日出・日入時刻のデータ記載もあるがここでは省略。
10月には満月が2回ある。天文学の話からははずれるが、これを一般にブルームーン(2回目の満月をそう呼ぶと限定するわけでもないらしい)というが、こうした表を見ると、月1回のことが普通で(なにせ月だし)、比較的珍しいこととわかるかもしれない。また月初・月末ギリギリの話なので、世界各地の時刻によって、どの月がブルームーンか微妙に異なることもある。
 
【日食】
日食については、2020年のことを言う前に、まずは今年(2019年)12月26日、14時頃から金環日食(部分食)が日本でも見られることを挙げておこう。ただし九州など南の地域では始めから終わりまで見られるが、北に行くと日没のほうが先になり、欠けたまま沈む予定(予定というのも変だが)。

さて、2020年は、6月21日に金環日食(部分食)が見られる。時刻は16~18時で、東京では最大に欠けても半分程度だが、那覇あたりでは8割くらい欠けて見えるとのこと。

日本で、次に皆既日食を見られるのは、2035年9月2日だそうで、ずいぶん先の話になる。
 
【月食】
月食は2020年にはない。前にあったのは2019年7月16日だったが、部分食であまり欠けなかったのと、欠けたままの月が沈んだとのことで印象は薄かったかもしれない(筆者も覚えていない)。次回は2021年5月26日まで待たなければならないようだ。
 
いずれにしても、こうした天体ショーの時には、天気がよければいいのだが。

保険研究部   主任研究員 年金総合リサーチセンター・気候変動リサーチセンター兼任

安井 義浩(やすい よしひろ)

研究領域:保険

研究・専門分野
保険会計・計理、共済計理人・コンサルティング業務

経歴

【職歴】
 1987年 日本生命保険相互会社入社
 ・主計部、財務企画部、調査部、ニッセイ同和損害保険(現 あいおいニッセイ同和損害保険)(2007年‐2010年)を経て
 2012年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 ・日本アクチュアリー会 正会員
 ・日本証券アナリスト協会 検定会員

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