老いる中国、介護保険制度はどれくらい普及したのか(2018)-15のパイロット地域の導入状況は?

2019年07月09日

(片山 ゆき) 中国・アジア保険事情

■目次

1――15の全パイロット地域で介護保険制度を導入
2――多様性がありすぎる?中国の介護保険制度の特徴
  1|制度運営―事務業務などは民間保険会社に委託
  2|被保険者―都市就労者から、段階的に非就労者・農村住民へと拡大
  3|財源―試験導入期間中は、多くの地域が公的医療保険の財源を転用
  4|サービス利用者としての認定―要介護度が重度のものに限定しつつも、
    段階的に拡大
  5|サービスの利用―現物給付を軸としながらも、現金給付を併用するケースも
3――介護保険の制度内容―高齢化が進んだ上海市を例に
4――今後検討すべき課題


※本稿は2018年8月27日発行「基礎研レポート」を加筆・修正したものである。

保険研究部   主任研究員・ヘルスケアリサーチセンター兼任

片山 ゆき(かたやま ゆき)

研究領域:保険

研究・専門分野
中国の社会保障制度・民間保険

経歴

【職歴】
 2005年 ニッセイ基礎研究所(2022年7月より現職)
 (2023年 東京外国語大学大学院総合国際学研究科博士後期課程修了) 【社外委員等】
 ・日本経済団体連合会21世紀政策研究所研究委員
 (2019年度・2020年度・2023年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員・海外ニュース委員
 ・千葉大学客員准教授(2023年度~) 【加入団体等】
 日本保険学会、社会政策学会、他
 博士(学術)

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