東京都心部Aクラスビルのオフィス市況見通し(2019年)

2019年02月15日

(吉田 資) 不動産市場・不動産市況

■要旨

東京都心部Aクラスビルの需給改善は継続しており、2018年第4四半期の空室率は1%を下回り、2000年以降で過去最低水準となった。極めて逼迫した需給環境を反映し、成約賃料は上昇を続けており、40,000円/月・坪目前に達した。本稿では、東京都心部のAクラスビルのオフィス市況を概観した上で、2023年までの賃料と空室率の予測を行った。

■目次

1. はじめに
2. 東京都心部Aクラスビル市場の現状
  2-1 空室率および成約賃料の動向
  2-2 旺盛なオフィス需要を支える要因
3. 東京都心部Aクラスビルの市況見通し
  3-1 経済見通しおよびオフィスワーカー数の見通し
  3-2 Aクラスビルの新規供給見通し
  3-3 Aクラスビルの空室率および成約賃料の見通し

金融研究部   主任研究員

吉田 資(よしだ たすく)

研究領域:不動産

研究・専門分野
不動産市場、投資分析

経歴

【職歴】
 2007年 住信基礎研究所(現 三井住友トラスト基礎研究所)
 2018年 ニッセイ基礎研究所

【加入団体等】
 一般社団法人不動産証券化協会資格教育小委員会分科会委員(2020年度~)

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