年金改革ウォッチ 2018年12月号~ポイント解説:高齢者就労と公的年金の関係(2)

2018年12月04日

(中嶋 邦夫) 公的年金

■要旨

1 ―― 先月までの動き

年金部会では高齢期の就労と年金、経済前提に関する専門委員会では作業班の検討結果、年金事業管理部会では次期中期計画、について、それぞれ議論が行われました。年金数理部会はセミナー形式で開催され、来年実施される財政検証について国際比較も交えた講演等が行われました。

2 ―― ポイント解説:高齢者就労と公的年金の関係(2)

先月の年金部会では、先々月に引き続いて、高齢期の就労と公的年金の関係が論点になりました。本稿では、高齢者就労に関係する年金の仕組みについて、課題や今後の方向性を確認します。

 1|繰下げ受給:周知や70歳超への拡大が課題
 2|在職老齢年金:65歳以上の減額を廃止するか

保険研究部   上席研究員・年金総合リサーチセンター 公的年金調査室長 兼任

中嶋 邦夫(なかしま くにお)

研究領域:年金

研究・専門分野
公的年金財政、年金制度全般、家計貯蓄行動

経歴

【職歴】
 1995年 日本生命保険相互会社入社
 2001年 日本経済研究センター(委託研究生)
 2002年 ニッセイ基礎研究所(現在に至る)
(2007年 東洋大学大学院経済学研究科博士後期課程修了)

【社外委員等】
 ・厚生労働省 年金局 年金調査員 (2010~2011年度)
 ・参議院 厚生労働委員会調査室 客員調査員 (2011~2012年度)
 ・厚生労働省 ねんきん定期便・ねんきんネット・年金通帳等に関する検討会 委員 (2011年度)
 ・生命保険経営学会 編集委員 (2014年~)
 ・国家公務員共済組合連合会 資産運用委員会 委員 (2023年度~)

【加入団体等】
 ・生活経済学会、日本財政学会、ほか
 ・博士(経済学)

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