ドイツの生命保険会社の状況(2)-BaFinの2017年Annual Reportより(ドイツの生命保険監督のトピック(その2))-

2018年09月18日

(中村 亮一) 保険計理

■要旨

前回のレポートでは、ドイツの保険監督官庁であるBaFin(Bundesanstalt fur Finanzdienstleistungsaufsicht:連邦金融監督庁)の2017年のAnnual Reportの「スポットライト(Spotlights)」の章に記載されている項目の中から、「1.英国のEU離脱(Brexit)」、「2.デジタル化( Digitalisation)」、「6.ソルベンシーIIの2年間(Two years of Solvency II)」、「7.低金利(Low interest rates)」という4つの項目を抜粋して、生命保険監督に関するトピックについて報告した。

今回のレポートでは、Annual Reportの「統合監督(Integrated supervision)」の章に記載されている項目の中から、生命保険監督が関係してくる項目をいくつか抜粋して報告する。

■目次

1―はじめに
2―統合監督
  1|英国のEU離脱(Brexit)
  2|国際監督(International supervision)
  3|リスクモデリング(Risk modelling)
  4|会計(Accounting)
  5|環境及び気候リスク(Environmental and climate risks)
3―まとめ
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