後期高齢者医療制度ってなに?

2018年06月18日

(中村 亮一) 保険計理

■要旨

後期高齢者医療制度というのは、基本的には「後期高齢者」と呼ばれる75歳以上の国民全員が加入することになる医療保険制度のことです。

従来の老人保健制度等が抱えていた問題を踏まえ、より一層の少子化・高齢化社会を迎える中で、老人医療の急増していく費用に対処し、高齢者の生活を支える医療を今後も安定的に提供していくことを目的に2006年の医療保険制度改革に盛り込まれ、2008年4月施行の「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づいて発足しました。

■目次

1―後期高齢者医療制度とは?
  1|被保険者 
  2|保険者 
  3|財源負担
  4|保険料
  5|保険給付
  6|自己負担
  7|保健事業
2―なぜ後期高齢者医療保険制度ができたのか?
  (参考1)老人保健制度と後期高齢者医療制度の違い(厚生労働省資料より)
  (参考2)後期高齢者の医療費
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