中村 亮一()
研究領域:保険
研究・専門分野
保険会社及び(再)保険会社によるUSPの使用に関する情報
下の表は、NSAsによって承認されたUSPの概要を提供している。
(表は省略)
446. GSPに関しては、GSPが承認された6つのグループがある。そのうちの2つについては、医療費、自動車責任及びその他の自動車保険の保険料リスクと責任準備金リスクの標準的なパラメータの両方が、グループ固有のパラメータに置き換えられた。残りのグループについては、保険料リスクと医療費に対するGSPが承認された。もう1つは援助事業のための保険料リスクのGSPが承認された。他の2つは、異なるビジネスラインで保険料リスクと責任準備金リスクに対して9つのGSPが承認された。
監督上の承認が与えられる前に満たされなければならない、使用されるデータの完全性、正確性及び妥当性に関する基準の評価
447. EIOPAはデータ基準を適切と見なし、欧州委員会にそれらの修正を助言するものではない。
引受リスクモジュールの追加パラメータを置き換えるための標準化された方法の評価
448. EIOPAは現在の標準化された方法を適切と見なし、欧州委員会に修正するよう助言するものではない。
449.新しいリスクのための標準化された方法を開発する可能性に関して、一部のステークホルダーは、死亡率、長寿及び解約リスクのためのそのような方法の開発を提案している。ステークホルダーから提案された方法は、EIOPAによって適切でないと評価されているため、この段階では、欧州委員会に助言される新しい標準化された方法は提案されていない。
非比例再保険のための具体的なパラメータの計算のための代替方法
450.EIOPAは、非比例再保険のための調整係数の計算のための新しい標準化された方法を助言する。
451.この新しい標準化された方法は、ストップ・ロス条約の場合に適用される。方法の詳細については第455項を参照のこと。
特定のパラメータに基づいて構築されたグループ固有のパラメータを計算する追加的方法の評価
452.USPの標準化された方法はリスクの標準偏差を提供するので、グループレベルのリスクプロファイルを反映しないため、USPを用いてGSPを構築することは適切ではない。
4―まとめ