EIOPAによる2016年度保険ストレステストの結果について（３）－EIOPAの報告書の概要報告－

2017年01月31日

（中村 亮一） 保険計理

関連カテゴリ

■要旨

EIOPA(欧州保険年金監督局)は、2016年12月15日に「2016 EIOPA保険ストレステスト報告書（2016 EIOPA Insurance Stress Test Report）」（以下、「今回の報告書」という）を公表した。

このEIOPAによって2016年に実施された欧州保険会社に対するストレステストの結果に基づいて、欧州保険会社の脆弱性と耐性力に関する状況について、4回のレポートで報告している。

前回のレポートでは、ストレステストの結果のうちの、EU（欧州連合）全体の結果の概要と、(1)貸借対照表ベースの指標、(2)負債超過資産への影響、について報告した。今回のレポートでは、ストレステストの結果のうちの、(3)デュレーション及びキャッシュフローパターン分析、(4)重要な影響変数、(5)デリバティブ分析、(6)2次的影響の分析、について報告する。

■目次

1―はじめに
2―ストレステストの結果－(3)デュレーション及びキャッシュフローパターン分析－
　　１｜デュレーション分析
　　２｜キャッシュフローパターン分析
3―ストレステストの結果－(4)重要な影響変数、(5)デリバティブ分析－
　　１｜重要な影響変数
　　２｜デリバティブ分析
4―ストレステストの結果－(6)2次的影響の分析－
　　１｜2次的影響
　　２｜具体的な質問内容とそれに対する回答
5―まとめ

【次ページ】はじめに

1 2 3 4

中村 亮一（）

研究領域：保険

研究・専門分野

関連レポート

レポートについてお問い合わせ
(取材・講演依頼)

関連カテゴリ・レポート

保険会社経営

保険商品

保険会計・ソルベンシー

保険計理

欧米保険事情

保険・年金フォーカス

保険法制・規制