2|DAV(ドイツアクチュアリー会)のコメント
DAVは、例えば、次ページの内容のコメントを提出している。その中で、「UFR水準の見直しは、(a)EIOPAの2016年ストレステスト、(b)EIOPAによるLTGM(Long Term Guarantee Measures:長期保証措置)の影響のレビュー、(c)EIOPAによる標準式のレビュー、を考慮に入れて、後日レビューを検討することが、UFRルールの精神や意図とより整合的である。」「UFRの年間の変更幅については、例えば毎年5bp~10bpのように、より制限的にすべきである。」と述べている。
Insurance Europeの会長のSergio Balbinot氏は、Allianzの経営委員会のメンバーであるが、5月に開催されたInsurance Europe の年次会議で「ソルベンシーIIは現在既に十分に保守的な水準にある。UFRの水準を引き下げて、資本要件を増やすことは、殆どの会社にとって、さらにより保守的なアプローチをもたらすことになる。資本は希少資源であり、そのコストを支払わなければならない。過剰資本は、手数料や資産運用に影響を与えることから、保険契約者に直接的な悪影響をもたらすことにつながる。」と述べていた。
5|CFO Forum 及び CRO Forumのコメント
欧州の保険会社のCFO(チーフ・フィナンシャル・オフィサー)やCRO(チーフ・リスク・オフィサー)から構成されるCFO ForumやCRO Forumも、例えば、以下の内容に関して強い懸念を有している旨のコメントを提出している。