IRDAIは、2022年7月7日に、国内の保険普及率を高める目的で再保険支援を検討するために、生命保険セクターと損害保険セクターにそれぞれ1つずつ、合計2つのタスクフォースを設立することを決定したと発表し、その構成員を公表
2,3した。この決定は、IRDAIと保険業界の責任者が継続的に関与するためのプラットフォームであるBima Manthanで行われた議論から生じたものである。ディスカッションプラットフォームは、IRDAIの「全ての人への保険」という幅広い目的を持ついくつかのイニシアティブの1つである。
タスクフォースの委任事項は、以下の通りとなっている。
1|タスクフォースは、2022年6月30日(生命保険)及び7月1日(損害保険)のBima Mantha中に提起された以下の問題を調査する。
(1)生命保険会社及び再保険会社が直面する問題について調査し、提言を行うためのタスクフォース
i.再保険料率の安定化
ii.再保険会社に対する、請求、社会及び地方部門の義務、TAT(ターンアラウンドタイム)などのコンプライアンス要件の適用可能性
iii.再保険会社による見積もり(quates)の遅延に関する懸念
iv.再保険会社の生命あたりのキャパシティの制約
v.任意再保険サポートの提供
vi.FRN(ファイリング参照番号)の発行プロセス
vii.社会保険制度(COVID、Pradhan Mantri Jeevan Jyoti Bima Yojna (政府支援定期生命保険制度)等)の再保険サポート
viii.死亡リスクの証券化
ix.金融再保険ソリューション
x.再保険会社とCBR(Cross Border Reinsurers:国境を越えた再保険会社)間の決済と支払いのデジタルメカニズム(交換)の高速化
(2)損害保険会社及び再保険会社が直面する問題について調査し、提言を行うためのタスクフォース
i .義務的出再(手数料は業界のコスト構造と利益委員会の方法論を反映していない)
ii.再保険会社に対する請求、社会及び地方部門の義務、TATなどのコンプライアンス要件の適用可能性
iii.優先順位に関する提案
iv.再保険会社による見積もりの遅延に関する懸念
v.CBRの出再上限
vi.FRN発行プロセス
vii.保険会社のための国内条約への参加
viii.比例条約におけるイベント制限に関する事項
ix.社会保険制度(COVID、PMSBY、プール等)の再保険サポート
x.新たなリスク移転ソリューション(ART、ILS、CATボンド等)の紹介
xi.再保険会社とCBR間の決済と支払いのデジタルメカニズム(交換)の高速化
2|上記の、リストアップされた問題に関連する可能な解決策を推奨する。
3|テーマに関連するその他の事項を調査する。
なお、タスクフォースは、問題に関連する議論のために専門家を招待することができる。
また、タスクフォースは、IRDAI命令の日付である2022年7月7日から3週間以内に報告書を提出することが求められた。
4―管理費に関する規則の変更