現状判断DI(季節調整値)の内訳においても、家計動向関連(前月差▲10.7ポイント)、企業動向関連(同▲4.9ポイント)、雇用関連(同▲5.7ポイント)の全てで悪化し、再び50を割り込んだ。また、家計動向関連の内訳をみても、小売関連(前月差▲9.4ポイント)、飲食関連(同▲24.5ポイント)、サービス関連(同▲11.6ポイント)、住宅関連(同▲3.0 ポイント)の全てで悪化しており、特に飲食の悪化度合いが大きい。飲食については、直近2か月は政策効果などから急激な景況感の改善がみられていたが(8月:36.9→9月:55.0→10月:60.4)、このところの感染拡大に伴う営業時間の短縮要請やGo to Eatの利用自粛などの影響が強く表れた模様だ(11月:35.9(前月差▲24.5ポイント))。また、企業動向関連の内訳においても、製造業(前月差▲4.9ポイント)、非製造業(同▲4.6ポイント)の双方で悪化し、再び50を下回った。