EIOPA及びPRAは、IAIGsの指定保険会社について、以下の通りに公表している。
1|EIOPAによる情報開示
EEA(欧州経済地域)の各国監督当局は、IAIGsを特定し、EIOPAに報告する責任がある。
EIOPAは、5月12日に、「2020年5月12日現在、EIOPAと独自のリストを共有している欧州のGWSからの情報に基づいて」、9つのEU保険グループがIAIGsに特定されていると公表
1した。具体的には、以下の保険グループである。
Aegon N.V.
Ageas SA/NV
Allianz SE
Assicurazioni Generali S.p.A.
Grupo Mapfre
HDI Haftpflichtverband der Deutschen Industrie V.a.G.
Münchener Rückversicherungs-Gesellschaft Aktiengesellschaft in München
NN Group N.V.
Vienna Insurance Group AG Wiener Versicherung Gruppe
なお、英国は移行期間中ではあるがEUを離脱したため、リストには英国の保険会社は含まれていない。さらに、このリストはあくまでも5月12日時点のものであり、さらに今後リストに追加されてくる可能性があると述べた。
事実、5月18日には、以下の8つのフランスの保険会社が追加され、この段階で、EU全体でのIAIGs指定の保険グループの数は17となった
2。
AXA
BNP Paribas Cardif
CNP Assurances
COVEA
Crédit Agricole Assurances
GROUPAMA
SCOR
SOGECAP
この段階での、国別のIAIGsの数は、以下の通りとなっている。
フランス 8
ドイツ 3
オランダ 2
イタリア、スペイン、ベルギー、オーストリア 1
フランスからのグループ数が多くなっているが、これらのフランスにおける8つの保険グループの収入保険料の状況は、以下の通りとなっている。