5|Prudential
(1)営業利益の構造
Prudentialは、営業利益(operating profit)の構造を地域別に開示しており、次ページの図表の通りとなっている。
グループ全体の「スプレッド収入(Spread income)」は、低金利環境下での利回り低下等により、毎年低下してきているが、2019年は111bps(2018年 145bps)となった。これにより、スプレッド収入は2018年の1,088百万ドルから11.5%減少(比較可能ベースでは、1,083百万ポンドから11.1%減少、以下同様)して、963百万ドルとなった。
一方で、「手数料収入(Fee income)」は、3,545百万ドルから3,578百万ドルに0.9%増加(3,542百万ドルから1.0%増加)し、「保険引受けマージン(Insurance margin)」が3,245百万ドルから3,561百万ドルに9.7%増加(3,233百万ドルから10.1%増加)した。これらは高い資本効率商品へのシフト戦略の結果によるものである、としている。 「収益マージン(Margin on revenues)
6」は、2,810百万ドルから3,035百万ドルに8.0%増加(2,790百万ドルから8.8%増加)した。「費用(Expenses)」は5,718百万ドルから5,402百万ドルに5.5%減少(5,692百万ドルから5.1%減少)した。