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Avivaの2020年第1四半期の業績に関する発表
5において、Maurice Tulloch CEOは、「第1四半期の取引が堅調で、損害保険の売上高は3%増加し、生命保険の新契約が28%増加した」としながらも、第1四半期におけるCOVID-19 の影響について、以下のように述べた。
「COVID-19への対応において、Avivaはお客様をサポートするために迅速に動き、資金援助を含む支援するための様々な対策を導入した。」
「4月30日の分析に基づくと、通知された請求および予測された請求を組み込んだ、損害保険に対するCOVID-19の請求の影響の推定は、再保険を差し引いて1億6千万ポンドだった。」
「3月31日現在、当社の推定ソルベンシー比率は182%と引き続き高く、COVID-19関連の影響が組み込まれている。経済の見通しは不確実なままであり、当社の事業に影響を及ぼすが、当社の資本と流動性の強さは、この危機を管理し、お客様をサポートし続けることができることを意味している。」
また、COVID-19が私たちのビジネスに与える可能性のある影響を認識するために、早くから動いたとして、以下の項目を挙げている。
・損害保険におけるCOVID-19の影響範囲に対する引当
・第1四半期の英国不動産の前提の更新:Brexitの不動産引当のリリース:商業用不動産の15%低下:住宅用不動産の12%低下及びその後の長期的成長
・英国の年金社債ポートフォリオにおける潜在的な将来の信用格付けの格下げ(BBB格付け債の10%、A以上の格付けの債券では5%に関するフルレター格下げ)の調整
さらに、「損害保険金請求への影響」については、以下の通りとしている。
・まだCOVID-19の請求進展の初期段階にあるため、Avivaへのその最終的な影響には依然として高いレベルの不確実性がある。
・ただし、4月30日の分析に基づくと、通知された請求及び予測された請求を組み込んだ、損害保険事業におけるCOVID-19関連の請求の見積もりは、再保険を差し引いて1億6千万ポンドである。
・これは、事業中断保険、その他の商業ライン、旅行保険での推定請求(請求のうちの2億ポンドは事業中断保険によるもの)に基づいており、その他の商品ラインには有利な影響を考慮している
また「将来の見通し」については、以下のように述べている。
・COVID-19は前例のない不確実性をもたらし、深刻な景気後退を引き起こす可能性がある。これは私たちの結果に悪影響を与える可能性があり、特に投資パフォーマンス、資本生成、送金の潜在的な変化に影響する可能性がある。
・第2四半期の初期の傾向では、世界規模の政府による強制封鎖措置により、多くの事業で新契約の売上が減少した。ディストリビューターと顧客がこれらの措置を通じて管理するのを支援するにつれて顧客の活動レベルは最近少し上昇したが、通年の販売量は予想を下回る可能性が高い。
・COVID-19による推定の損害保険金請求の影響に加えて、金融市場のパフォーマンスと経済活動は、資産価値に敏感な貯蓄及び資産管理ビジネスの収益にも影響を与える可能性がある。
・生命保険では、COVID-19から発生する死亡及び長寿の請求の経験は、広く相殺されると予想される。
・私たちは、様々な基金や慈善団体への4300万ポンドの寄付、そして数多くの顧客サポートイニシアチブを通じて、顧客とより広いコミュニティをサポートしている。
・2022年の目標の達成に引き続き取り組んでいるが、COVID-19はこれらの目標を達成するために追加の課題を提供することが想定されている。私たちは引き続き、顧客と運用の基盤を強化して、リターンの向上、効率の向上、キャッシュフローの促進に注力していく。